つくばを離れて新天地に向かう道すがら、あと何度こうやって新しい土地に行くのかと、未来に想いを馳せたりもした。
初めて自分の人生は有限で、やりたいことを我慢することのもったいなさを感じた瞬間でもあった。
人生の第3章として走り始めた博士生活は見事に終わらず、人生の第4章である最初の教員生活に足を突っ込んで、3.5章が始まろうとしている。
そんな気持ちでいる。
本当は、もっとスマートな人生が待っていることを期待したこともあったけど、現状上手くいかないことも知ったし、そろそろ現実と向き合わなければいけないような気持もした。
いったい何をどれだけ頑張れば評価されるかも理解できずに走り続ける無謀さと、愚かさを、走り始めた時は考える余地もなく、息切れ間近で気が付いたのである。
ここから先どれくらいの速度で走り続ければ終わりが見えるのかわからないし、そもそも進んでいるのかもよくわからない。
ひとえに結果が足りないのは重々承知でなので、それは今後の頑張りに期待しながら、
「ほしいものを自らとってくる能力」という村山的人生においてもっとも重要な能力が自ら欠如していたことにも気が付く
つまり現状、目指した人生には足りないものばかりだったということだ
それに気が付いた時に足りないものを数えても意味がなく
魂に刻まれた経験と、熱意だけでは、どうやらうまくいかない
これからは、もう少し結果にこだわって必要な能力を手に入れていかなければならないのかもしれないな
と思いながら、3.5章に突入する
そんな気持ちの2020年度最後の日をここに記録する。
新しいことを始める2021年にしようとして3か月たった。
新しいことを一つでもすすめて少しでも充足した結果を残していきたい。