こんばんは
陸上競技混成競技
村山凌一です
本日は愛知県で行われていた
エブリバディーデカスロンという大会の女子十種競技とはいったい何なのか
について書いていきたいと思います
まずそもそもエブリバディーデカスロンってなんだという話になるのですが
以前、日本の混成の大会についてまとめたページがあるのでそちらをご参照ください➡混成競技会まとめ
毎年多くの参加者が参加し、日本の混成を盛り上げている大会の一つであると思います
そんなエブリバディーデカスロンがなんと今年2017年
日本で初めての女子十種競技を行いました
女子の十種競技っていったい何だろう??
ということで調査いたしました。
すると
種目は男子同様の10種目で行われるそうです
種目の順番が異なり
100mからスタートし
円盤投
棒高跳
やり投
そして400m
2日目に
100mH
走幅跳
砲丸投
走高跳
1500m
をおこないます
女子の混成競技は七種競技しかなく、
この中では円盤投、棒高跳、種目違いの400m、1500mがありません
3種目増え、走る距離が増え
過酷な競技であることは間違いないですが
なんと勇敢なる8名の選手がエントリー
熱い戦いを繰り広げました。
優勝候補筆頭はなんといっても七種競技元学生記録保持者にして、2017年インカレチャンピオンの山崎有紀(九州共立大)
そしてダークホースだと思っていたのは東京学芸大学の速水舞
彼女は高校時代まで七種競技をしていた選手
自己記録は4724点でインターハイに出場した選手です
大学からは棒高跳に取り組み始め3m60の自己記録を持つ選手です
試合の様子は
なんと七種競技種目別日本記録保持者(やり投げ)の西村莉子さん
がツイッターでお知らせしてくれました。
なれない種目に苦戦したりしたようですが
結果、
九州共立大の山崎有紀選手が6509点の日本新記録!!
12秒05+2.4m
21m45
2m60
37m30
59秒22
14秒76+2.1m
5m46-2.9m
11m86
1m62
5分50秒29
でした
なお2位は九州共立大の2年生酒見美咲選手
6307点と非常に惜しい記録
ですがU20の日本記録として申請するようです!
今日、新たに日本記録、U20日本記録が樹立されました
特殊種目ではありますが
世界でも2004年から公認記録として認めているそうです!!
世界選手権やオリンピックにはありませんがチャレンジしてみるのも面白いと思います
ちなみに
世界記録はアテネオリンピック七種競技銀メダリストのAustra選手(リトアニア)です
記録はなんと8358点!!!
彼女は砲丸投でも世界選手権に出場するようなパワフル選手です
ほかにも八種競技では今年のインターハイ3位の岡山金光学園の2年生山下朋紀選手が5569点
七種競技では倉敷中央の2年生竜門千佳選手が5028点
と、ともに2年生が好記録で優勝しました。
来年も混成競技が盛り上がるよう冬季トレーニング頑張りましょう
またこのような大会は運営がとても大変です
参加者は1300人を超えているとか・・・
混成競技は1人が1種目行って終わりではありませんので
普通の競技会の参加人数と同じに比較できません
本当にすごい競技会だなと思います
混成競技の魅力を、選手の魅力を高めて、携わりたくなるような大会にするのが選手の役目かもしれないですね。